ユニフォーム以外の国内産衣料品について
スポーツ系既製服衣料のニット・カットソー等機能衣料品
当初は国内でしか縫製出来ない技術レベルであった為、盛んに縫製されておりましたが、現在では海外でのレベルも上がったので国内縫製されるのは、ロットが少なく限定的商品に限られる傾向があります。
作業服、衣料品ではないのですが、タオル等の縫製品は盛んになりつつあるとの状況もあります。
単価の低いものは海外品で付加価値のあるものは国内縫製品という住み分けができつつあります。
今治のタオルは手に触れただけで違いが判る程の高レベルな品質を提供することにより、産地の今治がブランド化して認知されつつあります。
ユニフォームについてはロット数10着~100着程度の物で、仕様が複雑なものや逐一進行状況を把握する必要のあるもの、また、状況の変化にともない対処法を変更する等、海外生産に不安のあるものは、国内縫製ユニフォームを商談の時点からユーザーから指示されるものも増えてきています。
素材について
海外生産の生地は海外縫製で、国内生地生産のものは国内縫製の流れになりつつあります。
これは国内生地を海外で縫製する場合、生地の輸出入にかかるコストや加工貿易と製品輸入の場合のコストの差等を考慮すると国内生産生地を使って海外で縫製する加工貿易はかなりコスト高となり、国内縫製との金額差が少なくなりつつあるので結果として国内生産量が増加傾向にあるということです。